【看護の仕事】看護師にできてAIにできないことは何か考えてみました

現代は情報化社会と言われており、AI(人工知能)が既に様々な場所で活躍しています。

私たちの生活の中で身近なところですと、
店舗のスタッフや自動車の運転・お掃除ロボットなどにもAIは活用されていますね。

AIの進歩はすさまじく、今後もどんどんAIが活躍する場所が増えることが予想されます。

ニュース等では、「現在人間が担っている仕事の半分以上をAIが担う未来も来るだろう」とも言われていますね。

では、AIの進歩により、看護師の仕事はがなくなってしまうことはあるのでしょうか。

私は、どんなに科学技術が進歩しても、AIに看護師の仕事を取って代わられることはないと考えています。

なぜならば、看護師の仕事にはAIにできないことが多くあるからです。

この記事では、看護師にできてAIにできないことにはどんなことがあるかを考えてみました。

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そもそもAIとは何か、AIには何ができるのか

AIは「人工知能」のことです。

プログラムの一種で、知的な情報処理を実現します。

物事を学習して、学習した事柄からルールや規則性などを導き出せます。

それにより、データ処理やマニュアル通りの作業を行うことができます。

看護師にできてAIにできないこと

では、看護師にできてAIにできないことは何でしょうか。

  1. 人の感情を読み取ること
  2. 責任を負うこと

この2つが、看護師にできてAIにできないことだと私は考えます。

それでは、これらについて詳しく見ていきましょう。

人の感情を読み取ること

看護師は、患者さんの生活に関わり援助を行う仕事ですが、
その援助には、「心」が必要になります。

例えば同じ疾患で同じ治療をするために入院している患者さんでも、
その人の性格やこれまでの人生によって、疾患・治療に対する受け止め方は違います。
そのため患者さんに関わる際にはそれらを考慮して説明の仕方や口調などを変える必要があります。

また、患者さんの状態を正確に知り適切な援助を行うためには、
些細な変化を見逃さない観察力が必要になります。

この観察力とは、患者さんの身体的な面のみならず内面にも目を配った上で「何かが変」だと感じる力のことです。
決してAIにはできないことだと私は思います。

責任を負うこと

もしもAIの判断が間違っていて、重大な医療ミスが引き起こされてしまったら、どうなるのでしょうか。
AIの判断ミスでなく、そもそもプログラムの入力ミスがある可能性もありますよね。

医療ミスは、患者さんの命にも関わる場合もあります。

AIの判断が常に正確で医療ミスを引き起こす可能性がゼロだとは言い切れない以上、
患者さんに薬や点滴を投与するなどのミスが許されない仕事の最終的な判断は
人間である看護師が行うべきだと思います。


このように、「人の感情を読み取ること」と「責任を負うこと」に関わる仕事は、

AIではなく、私たち看護師にしか行えない仕事だと言えます。

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まとめ

私は看護師の仕事が好きです。

病棟で働いていた時も、キツいことも多かったけれど楽しく働いていました^^

入院生活という、患者さんにとってはイレギュラーな日々
ターミナル期では、人生における最期の時間
そんな大切な瞬間に関われることや
看護師の関わりで、患者さんの生活が良くも悪くもなること
そのことに、やりがいを感じていたからです。

一番近い場所で患者さんに寄り添い、療養生活の援助をするという看護師の仕事は、
全てをAIが行うことはできないでしょう。

AIは日々進歩していて、多くの可能性を秘めた技術ですが、
看護師にできてAIにできないことは確実にあります。

しかし看護師は常に人員不足が叫ばれている職業なので、
看護師にしかできないことは看護師が行い、AIでも行えることはAIに任せる、というように上手にAIを活用して
看護師の負担を軽減できるようになるといいですね。

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