看護師の仕事は精神的にも身体的にも辛いことが多いとよく言われています。
疑問に思うことや理不尽に思うことがありながらも、看護師として働いていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。
それでは、看護師は実際にどんな思いを抱えながら働いているのでしょうか。
この記事では、私が病棟で新人看護師として働いていた時に現場で感じたことを、「看護の現場で疑問に思うこと・理不尽に思うこと:新人編」としてまとめました。
それでは、どうぞ!
看護の現場で疑問に思うこと・理不尽に思うこと:新人編
新人は残業代を付けてはいけない
新人は同じ時間を働いても先輩と同じ仕事量はできないからという理由で、残業代を付けてはいけないと言われていました。
確かに新人には出来ない仕事も多く、一緒に勤務している先輩に多く負担がいくことも分かるのですが、
「時間を拘束されている」という対価は払われるべきだと思います。
先輩よりも先に帰ってはいけない
暗黙のルールとして、先輩よりも先に帰ってはいけないというものがありました。
そのため、自分の仕事は終わっているのに先輩の仕事を手伝って残業、ということも。
それなのに上述のように新人には残業代が出ないのだから、理不尽です……。
ナースコールは新人が積極的に取る
これも出来る仕事が少ないから、ということで指示されていました。
「ナースコールを取るぐらいはして欲しい」と。
まあ言っていることも分かるんですけどね。
でも呼んでいるのは先輩の受け持ち患者さんですよー
先輩、座って看護記録をしているんだから行けますよね??
私も記録が大量に残っているんですけどー……!
看護技術の指導は2回まで
私が勤務していた病棟では、経験したことがない看護技術は
①見学
②先輩の見守りのもとで実施
③自立
と決められていました。
が、これって結構キツくない!?
間違った手技で行えば、患者さんの健康を害する恐れもあることなのに。
しかも覚えなくてはいけない看護技術は何十個もあるんだよー。
看護の現場は常に人手不足の現場だから、教える先輩も忙しいのは分かりますけど……。
毎日、本当に必死でした。
先輩によって言っていることが違う
先輩に教えてもらった通りに実践したはずなのに、違う先輩に「そうじゃない」と怒られることも割と高頻度でありました。
「あの先輩にこうするように言われたんですけど」と言うのもカドが立つので黙って怒られていましたが、心に溜まっていくモヤモヤ感。
なぜこういうことが起こるのかという話ですが、看護師としての対応や技術内容はこれまでの人生経験によって変わることも多いからです。
そういうことは看護師として経験年数を重ねれば自然と分かってくるので今となっては納得なのですが、新人の頃は何故だか分かるわけもないので、ただただ理不尽さを感じるばかりでした。
以上、看護の現場で疑問に思うこと・理不尽に思うこと~新人編~でした。
いかがでしたでしょうか。
看護師の皆さんと思いを共有できたら嬉しいです。
他にも「こんなことがあった!」という、疑問に思うことや理不尽に思うことなどがありましたら、ぜひ教えてください♪